事務所だより担当の的場です。
今年は例年になく、全国的に早々と梅雨に入りましたね。
先月、桃農家の方と話をする機会がありました。
今年は例年より梅雨入りが早まった為「この時期予定していた作業の段取りが狂い大変なんだ」とおっしゃるのかと思っていましたが、農家の方はそれくらいの事には動じもせず、想定内の様でした。
毎年、教科書通りにはいかない自然を相手にした職業。
毎日、毎日。
雨風気温と向き合いながら作物を育てる。
もちろん教科書通りには育たないし、日照時間や降水量の有無、気温が毎年違う事を見極めながら、人が自然に合わせ育てていく。
桃が大好きな私は、目の前にあればいくつでも食べますが(許されるものであればですが)、疑問に思うことを聞き、教えてもらうことにより、農家の方の大変さを再認識し、作物のありがたみを身に染みて感じることが出来ました。
物作りは、作り手の思いが詰まっています。
もちろんお金は大切ですが、普段は忘れがちで「あって当たり前、食べられて当たり前、使えて当たり前」な事は、必ず生産してくださる方たちがいて、その方々の努力により、私たちは生活を円滑に進めていく事が出来るという事を忘れてはいけないなと感じた5月でした。
桃の季節まであと少しの我慢です。
天候に負けず、立派な実が生り、無事に店頭に並びますように...。