事務所だより担当の的場です。 今回で2回目となります。
今夏にかけて、大阪府北部地震、7月豪雨災害、台風21号による大規模災害、北海道胆振東部地震と沢山の被害があり心痛める日々が続いておりました。
この度、被災されました皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災されました方々の一日も早く心穏やかに過ごせる日々が来ることを心よりお祈り申し上げます。
今回のテーマはその『自然災害』についてです。
平成最後となるこの夏だけで数多くの甚大な災害を目にする事態となり、また、今年に入ってからは北陸地方を中心とした豪雪被害もありました。 2018年もあと数ヶ月残されていますが、まさに日本各地どこにいようが安全な場所はほとんどなく、どこでも災害が起こりうるという事を目の当たりにした年でもあったような気がします。
南海・東南海地震や東京都直下型地震などについては、ニュースでも大きく取り扱われているために、その周辺地域では常に念頭に置いた生活を送るわけですが… 北海道ではあまりそう言った場所ではない断層で起きた地震だった様で、先にも記したように、日本列島で生活を送るという事は、まさに大きな地震と隣り合わせで生活をしているという事を強く思う出来事でした。
この事務所でも、大きい地震が来たときは先ずどうすべきかを所長と話し合った事もあります。 私自身も自宅で地震が来たら…とか、事務所で地震が来たら…とか、通勤中に地震が来たら…など、色々とシミレーションを立てています。 他の地域より、地震に見舞われる確率が高いので自宅にも備えはあります。 絶対にいつか来るだろうと・・・。
そんな中、今回の台風21号では、和歌山にも目に見てわかる被害が沢山ありました。 弊所でも屋上に設置しているエアコンの室外機の1台が破損する被害がありました。 台風は勢力が強いままやって来ると分かっていたので、高台にある我が家の窓に養生テープを張ったり、ブルーシートも被せたりと何やかんや・・・。 懐中電灯もある。ラジオもある。まぁこれで大丈夫だろう!
いざその時が来ると・・・ 窓が割れるのではないかという恐怖から始まり、家の屋根が吹っ飛ぶのではないかと言う恐怖。 停電時は、テレビが観れないので簡易ラジオからくる地元の状況しか分からない。 スマホでネットニュースを観ようとしたが、充電が心配で観れない。 慌てて冷蔵庫の物を保冷剤、氷と共にクーラーBOXに避難させる。 さて、風雨が止んだ明るいすきに近くのスーパーに買い出し。
この恐怖の時間により、用意周到にしていたはずの私の思考は全く冷静な判断が出来ていなかったと後になって気が付きました。
スマホの充電は車でも出来る環境にあるので、不安に思わなくても良かったし、テレビも見る事が出来た。 風呂も停電前に入っておけばよかった・・・。 冷蔵庫に関しては全く開けないわけにはいかないが、使用するものはクーラーBOXに入れ、庫内環境や物にもよるが、とにかく開けなければ、2~3時間は保冷効果はあるようで慌てることはなかったし・・・。
停電が私の中で何かを慌てさせ、真っ先に夕飯を買いにいかねばとスーパーに行ったものの、よく考えると自宅にあるカセットコンロの存在を忘れていた。しかも、燃料の備蓄は沢山ある(もちろん水も米も、ラーメンもある)。全く慌てることはなかったのだ(これが殺到につながるのかもしれない・・・)。
その他、7月豪雨で被災した真備町の近くに住む友人から教わった事として。
・災害時は家族の居場所がバラバラの場合があるので、職場にいる時の避難場所をどこにするか家族に伝えておく(探すために役所に電話をかけても個人情報保護により教えてくれない)。 ・通帳と印鑑はセットで持っておきたいという気持ちがあると思うが、盗難等の被害も話に聞くため、避難所には絶対一緒には持っていかないでと郵便局の方がおっしゃっていた(通帳は再発行出来る為、持ち歩かなくてもよい)。
と、言うことを教わりました。 なるほどなと聞いて納得しました。
SNSで流れてきた中には、とても役立つ情報が流れてきたり、電気が使えないし外でバーベキューでもしようかと言う人、停電になったこの機会に空を見上げると、北海道の月明りや星はとても綺麗だとつぶやく人。
もちろん大変な被害がない中での事だったとは思いますが、これ位心に余裕を持って今回の件を教訓に、この先起こりうる災害に備えたいと強く思いました。